2020/09/21 21:40

赤穂ギャベ展 ー シルクロードの東の果て ー

遥かな西の異国の絨毯は
砂漠を越え草原を越え
ついには海を渡り
いにしえの奈良の都に辿り着く

今も正倉院に残るその花氈や大陸の宝物をモチーフに天平の華やかさと大らかさを私たちなりに表現した新作も含め、約30点の赤穂ギャベ(椅子敷き)や、ゆかりの赤穂緞通(古作)を約20点ほど取り揃えて、展示・販売いたします。


<感染症の対策>
マスクの着用と入り口での手指消毒をお願いいたします。体調が悪い方はご遠慮ください。
お茶席は開け放った座敷の椅子席、銘々皿にて呈茶いたします。


開催日時:
2020年11月6日(金)~ 9日(月) 
各日11時 ~ 17時 会期中休み無し

■お茶席(会期中の催し)ご予約満席となりオンラインでの受付は終了しております。
11月7日(土)・8日(日)は赤穂緞通(網利剣)を敷いた部屋「寧楽茶席」にてささやかなお茶席を開催いたします。
11:00~ 12:30~ 14:00~ 15:30~
各席: 4名まで お茶券1,500円/お一人


会場:
ギャラリー艸小路 木屋
〒630-8306 奈良市紀寺町911
アクセス:近鉄奈良駅から82系統バス乗車5分、紀寺町バス停下車徒歩1分


主催:
赤穂ギャベ https://www.akogabbeh.com/
赤穂緞通工房ひぐらし http://akodantsu.com/


お問い合わせ:
赤穂ギャベ(担当:佐原) 
info@akogabbeh.com


花喰鳥 正倉院、宝相華

・花喰鳥 正倉院(はなくいどり しょうそういん)
正倉院南倉宝物花喰鳥刺繍裂をモチーフとし花を咥えた瑞鳥(鳳凰)を抜き出し、白絁に華やかな色糸や金糸銀糸で刺繍された裂のイメージを草木染の綿糸を用いて表現しております。糸は単色でなく草木染めなど、複数の色が組み合わされ全体の調和を整えております。(詳しくはここちら

・宝相華(ほうそうげ)
正倉院北倉宝物花氈をモチーフとし、ラピスラズリ、琥珀などの貴石のイメージを藍染めと草木染の綿糸で表現しております。詳しくはここちら


花喰鳥、宝相華、花喰鳥 正倉院

・花喰鳥 (はなくいどり)
兵庫県たつの市の旧家に伝わる明治時代の赤穂緞通「花鳥文」より瑞鳥(鳳凰)を抜き出して椅子敷きとして仕上げました。赤穂緞通の意匠を残したことで鋏入れ(筋摘み)も行っております。糸は単色でなく藍や草木染めなど、複数の色が組み合わされ全体の調和を整えております。



お茶席にてご用意させていただく赤穂緞通(網利剣)

・網利剣(あみりけん)
赤穂緞通を代表する文様、明治から現代まで長年にわたり様々な色で作られてきました。
お茶席には少しずつ細部が違う網利剣をアソートで敷き詰めます。